食、お箸、箸置き「神事・神具・感謝」
◉食に対する私
先日「いただく」ということを改めて教えていただきました。
私最近「食事をいただく」ということに感謝が薄れている気がします。
ファスティング終わりは、大根の煮汁で涙が出そうなくらい食事に感謝するのに、すぐ忘れちゃう。
◉いただくということについて
①食べるの言語は「賜る」。「たまわる→いただく→いただきます」「eat≠食べる/eat=喰らう」ということです。
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確かに「いただきます」的なものは海外にはないと聞いた気もします🤔
でもそれは何故か?って気に留めていませんでした。
そしてそのお話を聞いて日本人は本当に一つのことをしっかりと感謝をするんだな。と思いました。そしてその感謝とする気持ちを言葉やモノとしてカタチにしていく。ということが深まった。
②命を賜り、自然と一つになる神事が「食」。だから「箸・箸置き」は神具である神器。
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お箸の持ち方とか、お箸の使い方って子どもの時にすごく教えてもらった気がします。それって「自然のものをいただくことへの感謝」からなんですねとこの歳になって改めました。
改めて調べたら、た、たくさんあるなと。
しかもちゃんと名前までついてる〜
太陽のおかげである自然のものを体に取り込める。それは自然と一つになることでそれは神事ということ。
自然のものと体を繋ぐものがお箸だからお箸を大切に扱う。そしてそのお箸を休める箸置きも大切と言うこと。
なるほどですね!と。箸置きは神具とは聞いたことはあったけど、なんでか?ってことは知らなかったので正直飾りにしか思ってなかったです、すみません。と思いました。
ここまで教えていただくと「和食」が気になり始めます。
きっと和食はただ美味しいのではなくて自然に感謝する儀式とかになるんなんじゃないかと。そこまではお話はなかったですがもうここまできたらきっとそうなんだろうと勝手に思ってそれらを語ってくれる和食屋さんに会いたくなりました。
③本居宣長の食事の歌
(いただきますの歌)
たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵えてこそ
(訳)
→
たなつもの(五穀)や全ての木草の育みは、天照大御神(皇室の御祖神であり、私たちの総氏神。太陽神)の御加護のお蔭であるという意味
→→
食事は太陽の恵みのものなんだよ それをかしこみ有難くいただきます
(ごちそうさまでしたの歌)
朝宵に もの食うごとに 豊受けの 神の恵みを 思え世の人
(訳)
→ このご飯がたべられるのも神様のおかげではないか、なぜみんなそのことを感謝しないのかなぁ、みんな感謝しなさいよ!
え。本居宣長かっこいいと思って。まぁ私は「ちゃんと感謝しなさいよ」とご指摘をいただく側ですが。
◉食を改めて
なるほどー。と思いました。
箸置きが神具ということは知ってはいたけど、どうしてそうなっているのか?意味を知らなかったから重く考えなくてそのままボーっといきてたなって。
太陽の恵みで自然のものを体に取り入れさせていただくことは、なにも不思議に思ってなかったけど有難くて神秘的なことだなって思いました。(前に保育園の先生が「一つのものを見てどれだけ前の工程をイメージできるか?」が大切と言われていた言葉と繋がる)
箸や箸置き、食だけに限らず本当に日本はなにに対しても意味があるなって。というか「感謝」をするんだなって。
着物も節目も「感謝の気持ちを持たせてくれるもの」と一言でまとめられると気が付きました。
これから
①箸置き、箸を大切にする
②いただきます、に加えて賜りますと感謝してご飯をいただく
③着物を着るということは感謝を節目であらわすことということと大切にして、分かりやすく丁寧にお伝え、理解していただけるように励む。
また着物だけでなく古来から大切にされているものを一つ一つなぜ大切にされているのか?と疑問に捉えて意味を深める。
ことを意識していきたいなと思いました。
と言いつつ私は忘れやすい人間なので、繰り返し繰り返しこんなことをなん度も思って自分に落としていきたいと思います☺️
今日も日本人として濃ゆくなった気がして嬉しいです♩
日本人ってどこまでもどこまでも「自然に感謝」して大切にするんだなって思いました。
今日もお付き合いいだきありがとうございます。感謝いたします!