【掛軸】宝井其角
此御神に 雨乞いする人にかはりて
遊ふた地や 田を
見めくりの 神ならは
宝井其角
宝井其角は寛文元年(1661年)江戸に生まれて江戸時代中期の俳人。
松尾芭蕉のお弟子さんはたくさんいたけど其角は一番弟子らったらしい🤔
そんな元禄6年は雨が本当に降らなくて小梅村の農民困り切っていたということです。
だから三囲神社に集まって、鐘や太鼓を打ち鳴らして雨乞いをしていたんだそうな。
そんな時ちょうど俳人其角が雨乞をしているのを見て詩を詠みました。
「遊(ゆ)ふた地や田を見めぐりの神ならば」と。
『雨よどうか降ってください🙏』と願いを込めて。
それがこちらの掛軸の詩。
そしてこの詩には続きがあって。
「牛嶋三囲の神前に雨乞をするものにかわりて、夕立や田を見めぐりの神ならば、とうたえば翌日雨降る」と自選句集の五元集に残されてるらしい🤔
そんなこんなで昨日この掛軸について教えてもらい自分で調べてていたらいきなり大雨に見舞われ🥹私の大事な番傘がめっちゃ濡れました😭
まずは室内で乾かしておきました😢
掛軸?詩のパワーすごし🙄
着物は長い月日から繋がれて今いる人をつつんで
掛軸はコトバをつつむ。
表装は書に着物を着せる。ともいうらしい🤔
何のために着物を着たり表装したりするんだろ?
けどこの詩を聞いて思ったのは
江戸時代から今、同じ気持ちになって同じ詩を詠んでいると思うとすごいロマンチックと思いました。
360年以上前の人たちとこの詩を通して繋がっているというか同じことを思ってるなんて面白い🤔
着物もそうだけど、受け継いだもので会話までは行かなくても何かを感じ取れるような気がする〜
どんな風に思ってどんな風にありたいとか。
雨降って欲しい時にはこの掛軸をかざろう
面白い!