色無地(いろむじ)

◉色無地

色無地とは、白生地を黒色以外の一色のみで染めた着物のことです。柄は付いていません。

格は、生地自体に織り込まれている柄の「地紋(じもん)」がついているかどうかで変化します。

紋が付いている場合は訪問着と同程度の格となります。袋帯を締めるのが一般的です。

紋が付いていない場合、袋帯を締めれば付け下げと同程度の格に、名古屋帯を締めれば小紋と同程度(洋服で言うとワンピース)の格になります。

それぞれの着用シーンの例は以下の通りです。

  • 紋付きの色無地:子供の卒業式・入学式・七五三・お宮参りなど。
  • 紋無し・袋帯の色無地:同窓会・祝賀会など。
  • 紋無し・名古屋帯の色無地:お食事会・観劇など。街着。