韓国語:「美しいものをつくりたい」職人たちの想い|ななほう
ポイント①「100年以上前に発明されたY式織機で織られているハンカチです」
豊田佐吉翁が100年以上前に発明したY式織機で織り上げた生地を抜粋しています。機械には「右横書き」で「豊田式織機株式会社」とあります。Y式自動織機は大正4年(1915年)に発明されました。
ポイント②「37㎝×22㎝サイズ」
Y式織機は小幅の織機です。生地幅は約37cm。そして1本のシャトルには図案1柄分の糸が巻かれていて織ると長さは約24㎝になります♩
佐吉翁の発明と小幅の織機を肌で感じていただけたらと変わったサイズになっています。
※織り上りの長さは24㎝ですが、出来上りは22㎝となります。(ー2㎝は2辺縫いしろ分)
ポイント③「生地の“耳”があるハンカチ」
小幅で織られたことを更に感じていただけたらと、生地の“耳”をそのままにしていています。生地の端っこのため、縫っていないと、ほつれそうですがほつれません♩
「美しいものをつくりたい」職人たちの想い
カシャンカシャンと心地よい音を立てながら、
織機が元気に動いてる綿織物の工房。
滑らかで心地よく、丈夫で吸収性ばっちりな
生地ができる上がるには約30工程ほどにもおよび
一つ一つの工程がとても繊細な作業にな ります。
出来上がるまでには約3か月間。
美しいものが出来るまでには、たくさんの人の思いが宿っています。
どのような過程を経てものが出来上がるのか?
いまココさきちさんハンカチについて
このハンカチは「発明王」豊田佐吉翁が100年以上前に発明した織機で織られています。経糸、緯糸が整い柄が美しく現れ、なめらかで、心地よく、丈夫で長持ちするのが特徴です。
佐吉翁の発明のきっかけは、「母や周りの人を少しでも楽にさせたい」という想いからでした。
そしてこの生地が完成するまでには約30もの工程があり、それぞれ専属の職人が担当しています。
そこには「仲間への思いやり」があります。
ものづくりには、目に見えない二つの想いがあるように感じます。
佐吉翁からの思いは、日本産業の礎となり、今でも産業を生み出しています。
それは見えない想いというチカラを証明しているようです。
ものづくりを通じて皆様の心へホッとあたたかさが届きますように真心を込めて作りました。
「美しいものをつくりたい」職人たちの想い
群を抜く美しさを誇る「久留米かすり」を作り続けている福岡県久留米市のとある工房。カシャンカシャン―。と工房の戸を開けると、13台の織機が小気味よいリズムを刻む。木製のシャトルが手足のように動き、足元の歯車がくるくる回る、その様は、まるで生き物がせわしなく動いているよう。機械は長いもので100年前のものもある。
「織元はいい生地をつくってなんぼ」。織元は先代たちの言葉を今も胸に刻んでいる。「いい生地」とは傷がなく、柄がきちんと合っていること。当たり前のことように聞こえるが、生地が出来上がるには約30もの工程があり、誰か1人でも手を抜けば、いい生地にはならない。
機械はそれぞれに特性があり、メンテナンスも欠かせない。少しでも柄がずれていると思えば、すぐに機械を止め、糸を巻いている「トング」をチェックし、ミリ単位の微調整をする。スイッチひとつでお任せできるような代物ではなく、久留米かすり特有の美しい柄は職人1人1人の知識と経験に裏付けられている。
少しのずれも「風合い」だとごまかさない。織りの技術や検品にも妥協は許さない。「自分がそれを着たい、買いたいと思えるものを求めるレベルの基準にするよう、伝えています」と作り手は話す。
2つの思いやり
工房の朝は、13台ある織機の〝体調チェック〟から始まる。その日の天気や湿度によって織機の調子が変わるからだ。前日雨が降った日は、皮製の部品が湿気を含んで柔らかくなっているため、状態に合わせて部品にかける圧力を調整しなければならない。逆に晴れて乾燥してくればそれを緩めて。そんな細かな調整をしてやっと職人達が作業を始めることができる。
30もの工程は、織りなら織り、染めなら染めと、それぞれ専属の職人が担当する。その人にしかできない、換えのきかない作業ばかりだ。常々大切にしているのがチームワーク。「自分の工程をきちんと終えるのは、次の人への思いやり」だ。誰かが100%のうち80%までしか仕上げなかったとして、それを受け取った次の人もまた80%で次に回していくと…積もり積もってできあがったものはもう商品にならない。次の工程の人がやりやすいように、自分ができるベストを尽くすという、仲間に対する思いやりが、最終的には商品を手に取るお客様への思いやりになる。
とはいえ「完璧を目指せ」とプレッシャーをかけているわけではない。どんなに頑張っても限界はあるから、80%までしかできなければ、そのことを次の工程の人に伝え、うまくフォローしてもらえるよう頼めばいい。そうすれば、80%が最終的に100%まで上がることだってある。チームでのものづくりにおいて、横のコミュニケーションを取ることは、1人1人の技術の高さよりも重要なことだ。
モノづくりは「心」
職人にとって大切なことは、手先の器用さでも、キャリアの長さでもない。不器用だって何年もかけて1人前になることはできる。肝心なのは「いいものをつくりたい」という気持ちを持ち続けるかどうか。織機を生み出した豊田佐吉翁が「お母さんを楽にさせてあげたい、人の役に立ちたい」と思いから発明に没頭したように、ものづくりは相手を思う心が原動力になる。時代が変わり、モノがより安くより速く、消費される社会だが、手間と時間をかけ、思いを込めてつくられたものの価値は、これまでもこれからも変わらない。
伝統文化や伝統技術が続いていくということ
美しいものが出来るまでにはたくさんの人の思いが宿っています。
人も、家族からのたくさんの愛情という想いが宿っています。
日本文化には「個の尊重」と「相手を想う」という、
和という考え方がモノづくりにも行事にもあります。
ななほうでは伝統文化や、伝統技術が続いていることは、日本の心が紡がれていることと思っています。
和文化や、日本の仕来りは一言で言うと「めんどくさい」「時間のかかるもの」とマイナスなイメージを持たれることがよくあります。しかし、モノづくりを通して見てみるとそれらの時間は、必然的に相手を想う時間を作ってくれていて私たちに結果としてHappyを届けてくれていると思うのです。
想いがカタチに現れているのが文化
込められたもの、想いを込めて準備し迎えた時間は、手に取った時、時間が経った後も、心にあたたかさを届けてくれます。
佐吉翁の発明が日本の礎となり、100年経った今でも産業を生み出していることがその見えないところを証明していると思っています。
日本人は、心の使い方、気持ちの込め方がとっても上手な民族であり、それが日本文化=日本の精神なんだと思います。
日本産業の礎、『産業と伝統文化の融合』いまココさきちさん。
この度は、ハンカチを手に取っていただきありがとうございます。
日本の素敵なモノづくりから皆様の心へあたたかさが届きますように。
株式会社ななほう
刑部優美帆