悉皆(しっかい)
花嫁衣装などで持たせてくれたお着物には、「これから何かためになりますように」とお気持ちが込めらてています。
どうしていいか分からない箪笥の中で眠っているお着物の状態や、思い出などを振返りながら改めて見て、知っていただくことをななほうでは大切にしています。
お着物を知ることで自然と心のモヤモヤも取れて、スペースもスッキリとしていただけます。
まず「お持ちのお着物を知っていただくことから」。
悉皆(しっかい)とは
悉く(ことごとく)お着物のお手伝い
悉皆とは、丸洗い(クリーニング)はもちろん、染み抜き、仕立て、刺繍、染め替え、紋入れなど、正絹着物に関する加工・修整を行うことを言います。
ものをいろんな工夫で長く大切にするプロの知恵と技術をお客様へご提供するのが「悉皆(しっかい)」です。
『まず知ることから始める』がななほうが思う悉皆
箪笥の着物が本当に不要な方はご自身で買取業者に既にお持ちになられています。着物では着ないけど何かしら形を変えてでもお持ちになりたい方は既にリメイクをされています。
いま箪笥の中にお着物に残っている方は『思い入れがあるからどうにも手を付けられない方』など『お気持ちを大切』にされる方が多いです。
眠っているお着物の色柄や、着用汚れなどで作ってくださった方のお好みや、お人柄を感じることもできます。
どうするかは「まず知ることから」。ななほうでは、お持ちのお着物がどういうものなのかを知っていただくことを大切にしています。知ればおのずと次の行動が見えてくる。それが「ななほうの悉皆サービス」です。
一緒にお着物見るタイムの流れ
1.箪笥からお着物を全て出す
→懐かしいなと思うもの、分からないもの、不要なもの、モヤモヤするものはありませんか?
→分からないお着物を持ち運びができそうであれば、ななほうにお持ちください。
お着物が多く運ぶことができない場合は、一度ご相談くださいませ。
→お着物の種類はもちろん、お着物の作られ方(価値)、お持主のお好み、汚れの確認、必要であればサイズの確認をさせていただきます。
お着物を通して過去のお持主(お母様)などとのことを振り返ることもできます。お着物という「物」ですが、ただのものではない、そこに見えない物語があります。大切な人から何かを受け継ぐという文化は少なくなっていますが、今一度お金には代えられないものを受け取っていただけるご案内ができたらと思っております。
4.残しておきたいお着物を収納する。
→改めて大切に保管したいと思われたものに関して、保管方法をお伝えさせていただきます。
また今後お客様の生活に合わせて、お着物を楽しく着ていただけるご提案もさせていただきます。
手放すお着物には、いろんな手放し方をご提案させていただきます。
∟◉最後にキモノ撮影会
手放す前に着納されませんか?手放したいけど想い入れのあるお着物。 カタチを変えて残していただけるよう、地元のカメラマンさんとお手伝いさせていただきます。
∟◉買取代行
買取屋やリメイク屋へお持込みされたい方に代行としてお手伝いをさせていただきます。※買取は行っておりません。
∟◉悉皆(しっかい)
若い頃に準備していただいた着物を生かしつつ年代に合わせて地色やサイズを変えることができます。かつて流行っていた黒羽織も名古屋帯にすることもできます。
お客様の声
最後に
変化が激しくスピード化した日常では「お着物はめんどくさくて着ないもの」になりつつあります。
しかしそんな時だからこそ、思い出や、想い入れがあるものに触れると心がほっとしたりもします。大切な方から譲っていただいたもの、用意していただいたものは欲しい時、お金で買おうと思っても替えられないものです。
残しておくにも、手放すにしてもどちらにしても想い入れのあるお着物のお手伝いを心を込めてさせていただきます。 この機会に心のモヤモヤを取っていただくお手伝いができたら幸いです。お気軽にお問い合わせくださいませ。